高さ　34cm　　胴径　28cm　

18世紀後半　オランダ・デルフト
価格：SOLD OUT

 

李朝の壺かと見紛うものですが、オランダ・デルフト焼の大壺です。高さが約34センチほどあり、これまで取り扱ったなかで一番大きなサイズです。アムステルダムのナショナルミュージアムにはこれより大きな色絵や染付の装飾用の壺（沈香壺の形のもの）は展示されていますが、日用品としての白い壺としては最大のクラスではないでしょうか。この口辺の一部補修、胴体下部の釉薬の剥げはあるものの、軟陶であることを考慮すると非常に状態のよい作品だと思います。大きさだけでなく、口径、肩の張りのバランスなどプロポーションも最高のものだと思います。このタイプの壺はTabacco Jarなどと呼ばれていますが、店舗での煙草販売用のみでなく、保存容器として使われていたようです。